丘の向こうに近いのは？”６つ”の「まおゆう」漫画を紹介する

メディアミックスが進んできている「まおゆう」ですが、どれがどれだか混乱している人も多いようです。実際検索してみると、先日のコミッククリア版の発表を見て「ついに漫画化かー」とつぶやいてる人も結構居ました。
自分用に見返す用途も含めて、現在確認されている５つ(5/25修正。６つ)の「まおゆう」漫画を整理してみます。

０．はじめに。「まおゆう」とは

「2ちゃんねる」のニュース速報VIP板・パー速VIP＠VIPServiseのスレ上で連載された、橙乃ままれ(ママレードサンド) さん原作の小説です。スレが立ったのが2009年9月03日、終了したのが11月22日。その後、2010年4月〜5月ごろから話題が盛り上がり、出版へと至りました。
書籍版「まおゆう魔王勇者」第一巻発売が2010年12月29日。
キャラクターデザインはtoi8[pixiv]、水玉螢之丞。
まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
作者: 橙乃ままれ,toi8
出版社/メーカー: エンターブレイン
発売日: 2010/12/29
メディア: 単行本
購入: 25人クリック: 1,935回
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魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る！」目次

１．通称「ゆかいなまおゆう」、まんが「ゆかいな魔王と勇者」

まんが「ゆかいな魔王と勇者」

杉浦茂風に、ゆかいな絵柄で漫画化したもの。作者は私、くらふと。
第一話公開が2010年5月17日。(リンク)
無料で全部読め、pdf版のダウンロードもできます。
5/21現在、１３スレ目終盤。近いうちに終わります。
2011/5/30 完結しました。

2011/08/13 全話まとめたものを同人誌にしました。各種同人ショップ・通販で手に入ります。

詳細は以下のリンクから
【夏コミ告知】人気Web小説「まおゆう」全編を漫画化！薄い本なんて呼ばせない。上巻300P・下巻260P。まんが「ゆかいな魔王と勇者」 - ギャラリークラフト

２．ニコニコ動画で話題になった”ろんち版”

漫画【魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る！」】 ‐ ニコニコ動画(原宿)

漫画【魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る！」】 ‐ ニコニコ動画:GINZA

魔王と勇者のアレ ‐ ニコニコ動画:GINZA
ニコニコ動画に投稿され、話題になったもの。作者は七積ろんち氏。[ニコニコ][pixiv]
第一弾、「#00」公開が2010年5月27日。各地で話題になりました。一番最初に「まおゆう」のイメージを皆に与えることに成功した作品と言えるでしょう。
いまだに「まおゆうの漫画」と言えばこれをイメージする人は多いです。

３．チャンピオンRED版

チャンピオンRED 2011年6月号よりプレ連載、7月号より第一話連載開始。
タイトルは「まおゆう魔王勇者〜丘の向こうへ〜」となっています。
作者は峠比呂氏。[HP][pixiv]
チャンピオンRED7月号（5/19発売）、いよいよ発売!!　柔和な筆致に定評がある峠比呂先生が『まおゆう』を独自の視点で再構成!!
柔らかい感じの魔王さまが可愛い峠版まおゆう。線が細く、雑誌の他の漫画から浮いてるのが難点か・・チャンピオンREDの他の漫画が濃すぎるんだ！

４．コンプエース版

コンプエース6月号より連載開始。
作者は石田あきら氏。[HP][pixiv]
コンプエース6月号（4月26日発売）、いよいよ発売!!　ファンタジーの俊英・石田あきら先生が新たな冒険譚（と駄肉）を描く!!
王道ファンタジー色の強い石田版まおゆう。先日、pixivに全員集合のイラストがアップされ多くのアクセスを集めました。
「まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る！」」/「石田あきら」のイラスト [pixiv]

５．ファミ通コミッククリア版

ファミ通コミッククリアにて、6/24(金)より隔週連載で配信予定。
作者は浅見よう氏。[HP]
モンハンに続き新連載！『まおゆう魔王勇者』連載開始?!! - コミニー[Cominy]
ファミ通コミッククリアとは、ファミ通.comによる無料で読める漫画配信サイトです。
無料で読めるのは嬉しいですが、店頭に並ぶ雑誌とは違うので存在に気付かない人も多いのが残念か。

どれを読めばいいの？

そりゃもちろん「ゆかいな魔王と勇者」ですね・・
と冗談は置いといても、うちの漫画は一番ページ数が少なくコンパクトなので読みやすいのは確かです。原作を知らない初見でどれだけ話が分かるかが問題ですが・・むしろ「ゆかいなまおゆう」は、原作既読者が読み返してニヤニヤするものなんだろうか？うーむ。

コミッククリア版はまだ出てないので何も言えませんが、チャンピオンRED版とコンプエース版はどちらも原作に忠実に描かれているので初めての人でも大丈夫でしょう。もちろん、原作のセリフのみの雰囲気は書籍版でしか味わえないので、そちらもオススメです。
累計20万部も出たとのことで、これからますます話題にのぼるであろう「まおゆう」、これからのメディア展開にも注目です。